無理なく受験勉強を続ける方法

小学校受験の勉強を子どもと一緒にするときに効果的な方法

小学校に入る前から受験なんて、どんな勉強をするんだろう?と思われる方もいらっしゃるかと思います。小学校から良い学校に入れることで勉強への意識も高まり、良い環境の中で小学校生活できるのでメリットがたくさんあります。将来大人になった時も、周りに頼りになる職業の友達ができやすいと言われています。小学校に行く前に、幼稚園などでする勉強はばらつきがあり、高校や大学受験のようなものとは内容が全く変わってきます。
塾に模試だけ受けに行き、普段は家で親子一緒にコツコツ勉強することができるのです。まだ物心もついていない子どもにどうやって勉強させるか、は非常に大切になってきます。ここでオススメするのは、勉強するその行動自体を褒め、精神的なご褒美を与えることです。例えば、「今日は1時間集中してお勉強一緒にできたね」と、その勉強したところに褒めながらニコちゃんマークを描いてあげる、などです。そうすることで、もっともっとしよう!とモチベーションにもつながります。心理学的に、内発的動機付け、と言います。
まだ、勉強が何かあまりよくわかってない時期です。なので、あまり勉強しないとダメだよ!と否定的に強制するよりは、勉強はこういうものだよ、と教え促すことが大事です。ここで注意するのは、ご褒美としてお菓子やゲームなどを与えてはいけません。これは、勉強をする目的がお菓子やゲームなどの外的なものに移り、ご褒美がないと勉強しない、という本末転倒なことになってしまいます。全く勉強に興味を示さないのであれば、それをきっかけにしても良いかもしれませんが、一度勉強に興味を持ったら長く続けない方がいいでしょう。

小学校受験、中学や高校の見学も忘れずに!

わが子に小学校受験をさせよう!と決めた理由は、各家庭さまざまだと思います。自宅から近いところにたまたま良さそうな私立小学校があった、施設が立派で子どもがのびのび過ごせそうなど、公立小学校とは違う、何か魅かれるものがあるためだと思います。私立小学校の場合、大多数はその上に附属の中学、高校、中にはその先の大学まであるところもあります。
となると、受験は小学校入学時のみで、その後は「受験」を経験することなく、上の学校にそのまま進学するということが考えられます。そうした学校を受験する際は、「附属の中学校、高校についても調べておいてほしい」ということを強くお伝えしたいです。なぜかというと、小学校と同じ雰囲気が中学、高校にない場合があるからです。小学校まではのびのびした雰囲気の学校でも、中学、高校になると急に「勉強、勉強」と学習面を重視する雰囲気に変わるなど、「本当に同じ系列の学校?」と思えるほど環境が変わってしまうことがあるのです。
中学、高校は子どもにとって多感な時期で、小学校以上に環境を重要視すべき時期と言えます。よって可能な限り、附属の中学、高校の学校説明会にも参加し、どのような雰囲気かを把握しておいて頂きたいと思います。

小学校だからといって侮れない受験

小学校受験で大切な小学校の選び方

小学校受験の多くはお子さんの意志というよりも親御さんの通わせたい小学校という選択になる事が基本になります。
もちろん、これは高校や大学受験などとは違いお子さんの年齢を考えれば自然な事になると思いますが、問題はどのような基準でお子さんを通わせたい小学校を選んだかというのがポイントになります。これは、中学校受験などでも言われる事ですが、より小学校の場合は親御さんの気持ちが強くでる傾向があるので、慎重に考えながら志望校を決定してほしいと思います。
確かに大学まで附属になっている小学校やいわゆる名門と言われるような学校にあこがれる事もあると思いますが、一番大事な事はお子さんが6年間楽しく通う事ができて、学習面以外にもしっかりと学ぶ事ができる環境の小学校かどうかを確認しておくことが大切です。
いくら名門の小学校であったり、大学附属という魅力があるような大学でも校風や教育方針がお子さんとは合致していない場合には、決して良い選択になるとはいえません。大学附属を意識するのであれば、中学受験という考え方も充分にありますし、そのまま中学校に進学をしないで別の私立中学校を受験するようなスタイルの私立小学校も多数あります。
お子さんの性格や親御さんの教育方針にあっている小学校に通う事が、結果的に良い結果につながる事が多く考えられますし、小学生の時期に優先して成長するべき事を重視するのが最も大切になります。

小学校受験にも対策が必要

小学校受験を考える親御さんも年々増加傾向にあります。たいてい小学校を受験すれば、中学高校と受験せずに行けるケースもあるからです。人生のうちで、どこかしら受験を経験させるのであれば、小さいうちのほうが受験勉強の苦しみも味わうこともないですよね。子供もよくわからないけど受験した、というほうがうまくいく場合もあります。
しかし、園児にお受験の勉強なんて必要ないでしょ、と思われるかもしれません。いつも優しい保育士さんや家族の中で生活している幼児にとって、突然、さあ机に座って問題をといてみなさい、面接を受けなさい、と言われても無理なことです。そこで、必要なのがお受験対策です。どの小学校を受けるかリサーチするのはもちろんのこと、受験のテストの内容なども、しっかり口コミで聞いておきましょう。家で学習するのもいいのですが、やはり塾などで、知らない人の前できちんと話をする訓練をしたほうが効果があります。
塾の内容も、それぞれの小学校受験に合った内容で教えてくれます。どうしても塾などに通えない場合は、家の中で、少し違った環境、いつもと違う人の前で、問題を解いたり、聞かれた質問に答えられる訓練をしておいたほうがいいですよね。

小学校受験に臨む子供に親ができること

小学校受験に向けてやるべきこと

都会では小学校受験は当たり前になってきていますね。小学校受験は塾などに行かず、何もしなくても受かっちゃう人もいます。しかし学校にもよりますが、多くの方が対策をして望んでいます。
まず塾についてですが、行ったほうがいいです。小学校受験は大学受験などと同じで、その学校の傾向という物があります。それを教えてくれるのが塾です。また面接があるところは場馴れが大切です。子供がいきなりそのような環境に身を置かれてしまうとどうしていいかわからなくなってしまうことが多いです。堂々とした行動をとることができます。また、面接で聞かれたことに即座に答えるのは大人でも難しいことです。しかし塾で練習すれば飲み込みの早い子供ですのですぐなれます。集団面接では前の人と同じことを言ってはいけないとか、答えたことにはなぜそのように答えたかの理由をつけて答えることができるようになります。
次に家庭でどのようにすればいいかですが、塾のプリントをやり直すことも大切です。また日常生活では物理現象などに興味をもたせ、「なぜものが落ちるのか、重力が働いているんだよ」などと言うことを教えてあげるといいです。小学校は何事にも興味を持つ子がほしいのです。そのような子に育てるように努力してみてください。あとはのびのびと遊ぶことも大切です。

両親共働き家庭の小学校受験

少子化の影響で年々子どもの数が減っているにも関わらず、首都圏、関西圏では「私立小学校受験」は根強い人気があります。以前は「小学校受験」というと「金銭的に余裕があり、母親は専業主婦の家庭」が経験するものと思われていましたが、終身雇用で安定した収入を保証される時代でなくなった今、共働き家庭も「小学校受験」に参入するケースが多々見られるようになりました。「小学校受験は親の受験」とよく言われるように、子ども本人だけでなく、親の関わり方が合否に影響することがあります。
受験準備のための幼児教室への付き添いから日々のお勉強のチェックなど、親の出番が非常に多くなるのが小学校受験です。共働き家庭だと、こうした時間のやりくりがなかなか難しく、「やっぱり母親が仕事を持っていると、小学校受験は難しいのかしら・・・?」とくじけてしまいそうですが、共働き家庭こそ、私立小学校を受験すべきだと思っています。私立ならどこでもいいというわけではありません。
小学校受験にあたっていくつか学校見学をし「ここなら安心して子どもを通わせられそう」と思う学校を受験すると思うのですが、親子で納得して選んだ学校なら、その先の6年間の学校生活でもあまりつまずくことないと言えるからです。近くの公立小学校だと、まれに残念な学校生活を送る場合もあります。仕事をしながら毎日の子どもの学校生活を心配しなければならないのは、想像以上にストレスが溜まります。全ての公立小学校がそうであるとは言いません。しかし「環境をお金で買う」つもりで、共働き家庭には小学校受験をおすすめしたいと思います。

親のサポートは「付かず離れず」がポイント

小学校受験は親の協力が必要

小学校の中には受験を行っている所もありますが、小学校受験を子供が受ける場合にはそれなりの対策が必要になります。しかし、子供はまだ勉強の知識が備わっていない可能性があり、自分一人で合格ラインまで達するのは少し難しさがあります。そこで、親が協力をして子供が小学校受験の合格レベルまで達するようにします。まずは、試験範囲を把握する事が必要ですから受験の資料を見てどのような試験があるのか確認します。
学力試験がある場合には、試験範囲を確認して試験に出題される分野を重点的に勉強します。また、面接試験なども行われる可能性がありますから面接対策もしっかりと行います。言葉づかいも大事ですし、子供があまり緊張せずにしっかりと受け答えできるように予行演習なども行います。
子供があまり勉強に熱心に取り組まなければ学力は向上しないので、子供が勉強するように誘導していくのも親としては大事な役目になります。子供が無事に合格したらご褒美を上げるなど約束すると子供もやる気を出す可能性があり、それが合格にプラスに影響する可能性があります。このように、子供が小さいので子供任せにせずに、親がうまくフォローしながら受験対策をしていきます。

小学校受験、主役は子どもであるということ

首都圏や関西圏には私立小学校が数多く存在します。公立と一線を画したユニークな教育を行っている学校もあり、「我が子を是非こんな学校に通わせたい」と親が思ったところから小学校受験は始まります。中学、高校、大学とそれぞれ「受験」する機会がありますが、ほぼ100パーセント大人の意見で決まるのが「小学校受験」でしょう。5歳、6歳の子どもから「小学校受験したい!」と言ってくることは、ゼロとは言いませんがほとんどないことですから。
ここでしっかり心得てほしいのは、ほぼ大人の都合で行動を起こす小学校受験については、親もしっかり準備をし、子どもと寄り添って準備をしてほしいということです。
そして具体的に受験する小学校を決めるにあたって、学校説明会や見学に出かけることがあると思いますが、学校の知名度やイメージだけでなく、いくつか見て回ったなかで子どもがいいと思った学校を選んでほしいのです。
また、公共の交通機関を利用して通学することになる場合が多いと思いますが、毎日のことなのでこれが結構な負担になります。なるべく通いやすい学校を選んでほしいと思いますし、受験したい学校がどうしても今の住まいから遠いところになってしまう場合は、合格が決まったら通いやすいところへの転居を考えてほしいと思います。
小学校受験は親の面接など、親も学校から評価される場面があるため、ついつい大人のほうに力が入ってしまいます。しかし、そういう様子を子どもはよく見ています。「我が子のために」と思って始めたはずが、いつのまにか主役が大人に変わってしまっていることが多く見られます。「受験するのは子ども、主役は子ども」「親は縁の下の力持ちである」ということをいつも忘れずに、最終的には親子そろって笑顔で終われるような受験をしてほしいと思います。