小学校受験は親の協力が必要
小学校の中には受験を行っている所もありますが、小学校受験を子供が受ける場合にはそれなりの対策が必要になります。しかし、子供はまだ勉強の知識が備わっていない可能性があり、自分一人で合格ラインまで達するのは少し難しさがあります。そこで、親が協力をして子供が小学校受験の合格レベルまで達するようにします。まずは、試験範囲を把握する事が必要ですから受験の資料を見てどのような試験があるのか確認します。
学力試験がある場合には、試験範囲を確認して試験に出題される分野を重点的に勉強します。また、面接試験なども行われる可能性がありますから面接対策もしっかりと行います。言葉づかいも大事ですし、子供があまり緊張せずにしっかりと受け答えできるように予行演習なども行います。
子供があまり勉強に熱心に取り組まなければ学力は向上しないので、子供が勉強するように誘導していくのも親としては大事な役目になります。子供が無事に合格したらご褒美を上げるなど約束すると子供もやる気を出す可能性があり、それが合格にプラスに影響する可能性があります。このように、子供が小さいので子供任せにせずに、親がうまくフォローしながら受験対策をしていきます。
小学校受験、主役は子どもであるということ
首都圏や関西圏には私立小学校が数多く存在します。公立と一線を画したユニークな教育を行っている学校もあり、「我が子を是非こんな学校に通わせたい」と親が思ったところから小学校受験は始まります。中学、高校、大学とそれぞれ「受験」する機会がありますが、ほぼ100パーセント大人の意見で決まるのが「小学校受験」でしょう。5歳、6歳の子どもから「小学校受験したい!」と言ってくることは、ゼロとは言いませんがほとんどないことですから。
ここでしっかり心得てほしいのは、ほぼ大人の都合で行動を起こす小学校受験については、親もしっかり準備をし、子どもと寄り添って準備をしてほしいということです。
そして具体的に受験する小学校を決めるにあたって、学校説明会や見学に出かけることがあると思いますが、学校の知名度やイメージだけでなく、いくつか見て回ったなかで子どもがいいと思った学校を選んでほしいのです。
また、公共の交通機関を利用して通学することになる場合が多いと思いますが、毎日のことなのでこれが結構な負担になります。なるべく通いやすい学校を選んでほしいと思いますし、受験したい学校がどうしても今の住まいから遠いところになってしまう場合は、合格が決まったら通いやすいところへの転居を考えてほしいと思います。
小学校受験は親の面接など、親も学校から評価される場面があるため、ついつい大人のほうに力が入ってしまいます。しかし、そういう様子を子どもはよく見ています。「我が子のために」と思って始めたはずが、いつのまにか主役が大人に変わってしまっていることが多く見られます。「受験するのは子ども、主役は子ども」「親は縁の下の力持ちである」ということをいつも忘れずに、最終的には親子そろって笑顔で終われるような受験をしてほしいと思います。